Jの野望~サッカー日本代表のDNAとW杯への道~

日本の国民性、文化から”真のサッカー日本代表の姿”を考え、ワールドカップ強豪国へ歩むブログ

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海外移籍の必要性:(7)孤高の英雄~中田英寿の考え①~

海外移籍の必要性:(7)孤高の英雄~中田英寿の考え①~


前回まで、NHKの本田圭佑の特番「全てはW杯のために…」での彼の言動から、海外移籍の必要性を紐解いていったが、その彼がサッカー人生で海外でのプレーを視野に入れることに大きな影響を受けた人物として、パイオニア的存在の中田英寿は外せなかったであろう。

テレビ朝日での中田英寿×本田圭佑の対談、NHKの特番「中田英寿が見たW杯」から彼のサッカーに対する考え方、そして海外移籍の重要性を感じ取れる言動を抽出して話を勧めていこう。先ずは、彼の選手としての軌跡を改めて追い、整理したいと思う。今回はペルージャ移籍前までの彼の活躍を辿っていこう。

彼は、山梨県甲府市出身。小学3年生、8歳のときにサッカーを始め、中学校3年生にはU-15(15歳以下日本代表)に選抜された。このとき、関東選抜の一員であったがレギュラー扱いの選手ではなかった。当時、指導していた中学校の監督は落選するだろうと思っていたので、選考理由をスタッフに尋ねたところ「世界で戦うには、少しばかりのテクニックよりもフィジカル面の強さの方が大切。技術面では中田君より上の選手はたくさんいるが、フィジカル面の強さでは、彼はいいものを持っている。そこを評価した」と言われたという。この当時からフィジカルが強く、彼のプレースタイルの根幹があったと言える。

そして、MFではなくFWとして登録。U-16アジアユースで世界への第一歩を踏み出した以後は、全ての年代別日本代表に選出され、世界大会では全て「飛び級」で出場。オリンピックは19歳でアトランタオリンピック、23歳でシドニーオリンピックと、2回の出場を果たしている。Jリーグ入団にあたっては、当時のJ1:12クラブのうち11クラブからオファーがあり、注目されていた逸材。幾つかのクラブで練習に参加し、最終的にJでトップチームではなかった、ベルマーレ平塚に入団する。当時のベルマーレは強豪ではなかったが、野口、岩本、名塚、奈良橋、など若く勢いのあるチームであった。そして、海外への移籍を前提としての入団。若い選手にも出場できるチャンスがあり、将来的にも自由の認められるチームカラーが彼の選択としてベストなチームだったのだろう。初めはFWという形での出場だったが、ゲームメイクの能力を買われトップ下にコンバートる。その後、アトランタオリンピックに出場。城、前園、川口と共にブラジルから勝利。これが伝説の勝利「マイアミの奇跡」だ。同年(1996)のシーズンオフに、イタリア・セリエAの名門ユベントスへ短期留学する。

1997年に韓国との親善試合でA代表デビュー。この時の中田のデビューは鮮烈だった。初のW杯出場の夢を僅か残り2分のロスタイムで打ち砕かれた「ドーハの悲劇」。この時の日本代表で欠かすことの出来なかったゲームメーカー:ラモス瑠偉は年齢的な事から、次回のフランス大会に挑む日本代表選手として、選ばれるのは難しい存在だった。彼の抜けた穴を一体、誰が埋めるのか…という事が当時の日本代表の急務だった。アトランタ五輪で活躍し、チームの中心だった前園真聖がその穴を埋める一番手だったが、セビージャへの移籍話の頓挫、横浜フルーゲルスとの関係、ヴェルディ川崎への移籍等、様々な環境の変化から、彼は思うようなパフォーマンスが出来ていなかった。そんな背景の中、中田英寿が韓国との国際マッチで代表デビューとなる。

試合は1-1の引き分けに終わるが、中田のパフォーマンスはA代表初出場とは思えない程、堂々とし、ゲームをコントロール。創造性溢れるスルーパスから数多くの決定機を演出していた。あまりの意外性のあるパスに各選手がついていけていなかった印象だったが、ラモス瑠偉が抜けた穴は彼しかいないと思わせる活躍に、今後の日本代表を担う存在、そして日本代表が強くなる可能性を感じられた一試合であった。当時のレギュラー、カズ、山口素弘からも「カリオカ(ラモス)と同じ様な感じを受ける」というコメントを語っていたと記憶する。

その後、W杯:フランス大会に向けたアジア最終予選で苦しむフル代表をW杯初出場へと導く原動力となっていく。アジア予選の成績不振により加茂代表監督が更迭され、岡田ヘッドコーチが監督に就任すると、アウェイのウズベキスタン戦でスタメンから外され、後半から出場することとなったが、これ以後は外れる事なくチームの中心として活躍する。アジア第3代表決定戦となったプレーオフ・イラン戦では、中山雅史、城彰二、岡野雅行の上げたすべてのゴールの決定機を作る活躍で勝利。「ジョホールバルの歓喜」と称して語り継がれている。

彼の素晴らしいところは数々あるが、この試合での1点目の中山へのスルーパスをだした直後に線審に目を配り、オフサイドかどうかを確認している事。そして、3点目の岡野の得点機を演出した中田のシュートは、直前のプレーで左脇腹を痛めていた相手ゴールキーパーが反応しにくい様に、ゴール左側(キーパーから見て)を狙っているという彼の「冷静なプレー」が浮き彫りになった試合だった。この試合での活躍は、日本が初めてのW杯出場という事もあったが、大きく海外のメディアに取り上げられていた。

W杯:フランス大会でアルゼンチン、クロアチア、ジャマイカと対戦するも3戦全敗。チームとしては何も結果を残す事は出来なかったが、それでも中田は日本代表の決定機を演出し、海外のクラブに認められた。W杯後獲得に名乗りをあげたクラブは12にのぼり、アーセナル、ユヴェントスというビッグクラブは、レンタルに出される危険性があったため、あえて選択せず、同年7月、21歳でイタリアのセリエA・ペルージャへ移籍金470万ドルで完全移籍。念願の海外移籍を実現させた。

ここまでの流れが、中田英寿の海外移籍前の軌跡だ。

中田英寿の実績を振り返ると、華やかな印象があるが、先述のU-15の選出でも記述している通り、レギュラーという形で選ばれたというのは少ない…と、TV番組で中田本人が語っていた。アトランタ五輪でも中田を中心としたメンバー構成ではなく、当時のライバル:前園真聖をチームの中心として考えてメンバーを構成した…と五輪監督:西野朗さんも語っていた。だからといって、彼は腐る事はせず、自分の出来る事を冷静に判断し、置かれた状況で良いパフォーマンスを見せる事でレギュラーを獲得していった。W杯フランス大会で指揮をした岡田監督も、その事を練習中に感じ取り「彼は大きな選手になるのではないか…」と可能性を感じた事をNHKの番組で話している。

海外移籍の必要性という観点からは少し離れた内容になったかも知れないが、彼が海外移籍をする前に、彼がどういった道を歩んで来たかを確認する事は、今後の移籍を視野に入れている選手にとって必要ではないか…と感じ記述している。ここで分かった事は、確かに各年代で飛び級で代表に選出されている事から、才能に恵まれた感は否めないが、それだけでは無い事が、改めて分かった。月並みな表現になってしまうが、やはり日々の努力が彼をここまで押し上げてきと言える。彼はフィジカルなど、積み上げる事が出来る内容に努力を惜しまなかった。当たりに強く、怪我をしないためのフィジカルの強化。これが海外で活躍できる非常に大きなファクターだったと言える。フィジカルの鍛錬は体の小さい日本人選手にとって、大きな意味を持つ。そして、それを大きく飛躍させるためには、日本でのプレーではなく海外への移籍が必要になってくる。そういった意味で、フィジカルの強い本田圭佑の活躍は当然の結果であり、今季からイタリアへ移籍した長友は、大いに期待できる存在だと言える。

前回まで述べていた「主張する力とタフな精神力」に加え「フィジカルの強さ」が海外移籍には必要でありその「フィジカルの強さ」が重要と感じる上でも、海外移籍は必要性と言えるのではないだろうか。なぜか、テクニック重視という風潮が強い日本代表。ここにも日本の国民性が影響している気がしてならない。

強引に、ボールを奪取する、突破する、ゴールを狙う…。強引に何事も進める事はスマートでは無い事は百も承知だが、綺麗な形で何事も納まらない事も事実。圧倒的なテクニックの差があれば可能かもしれないが、各国の代表が形成するチームの国際試合では、そんな対戦はないだろう。「綺麗な形」で勝負しようという「遠慮」があれば寝首を掻れるのは必至なのだ。

日本代表には「強引にプレーする」という考えも必要。その考えを植えつけるためにも「フィジカルの強さ」が必要と感じる海外移籍は必要なのだ。考えが行動を変え、その行動が、さらに考えを強固なものにしていく。中田英寿はこうして強くなり、大きくなったと言えるだろう。

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  1. 2010/07/27(火) 04:33:54|
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海外移籍の必要性:(6)金狼の叫び~本田圭佑が伝えたいこと「言葉に潜む信念③」~

海外移籍の必要性:(6)金狼の叫び~本田圭佑が伝えたいこと「言葉に潜む信念③」~

W杯が終了し、Jリーグが再開。そして海外に移籍し準備に勤しんでる選手もいる。彼らは次の4年後を見据えた戦いへとスタートを切った。本田圭佑もロシアで早速試合に出場。希望のポジションを奪取するべく、アピールを続けているようだ。W杯前の本田圭佑を追ったNHKの特集番組を中心に彼が何を伝えたいのか、そして、その言葉に潜む彼の信念を探り綴ってきた。その最終回。彼の発した言葉の中で、彼の根底に流れている揺るがない考えを選んで紹介しよう。

次に挙げる2つの言葉がその考えを表現しているのではないだろうか。

「俺は常に俺が得点すると思いながら試合に入るので、誰かに試合を任すのではなく、俺がチームの攻撃陣を引っ張ると…。そういうイメージで準備はしていますね。そういう準備をしないと…ダメですね…。それぐらいで、丁度いい」

「僕が出た試合は全て勝たないと…と思っていますし、僕が出た試合では結果を出す。そういうイメージではいますね」

この2つの言葉が、今の彼を形成しているのではないだろうか。「誰かに任せるのではなく、自分がやる」これに尽きる。この事を念頭に置き、本田圭佑はプレイしている。同様に意識してプレイしている日本人選手がどれほどいるのだろうか。。。攻撃陣なら得点。守備陣なら相手を抑えてやる。もちろん11人全員でプレーしているという意識も必要だが、局面では「自分がやる、自分が何とかする」という絶対的な強い意志がなければ潰されたり、突破されたり、相手に簡単にプレーを許してしまうだろう。

「そんな事は当たり前、局面では激しくいき"自分がやる、自分が何とかする"と意識してプレーしている」と選手は反論するだろう。おそらくその通りで、精一杯プレーしている。ただし、それは、前回から話しているように「大人しく、控えめな日本人として」という前置きがついた「激しいプレー」であり、海外と比べてまだまだ意識が低いのだ。ここを理解できるか、出来ないかが重要。そして、この事を早く知る事ができれば、早く成長できる。本物を知るのは成長する上で、非常に重要なのだ。

海外移籍は何も上手い人だけが行く事ではなく、サッカーの本質を知りたい、学びたい人が挑戦するのだ。その結果、自然にレベルが上がる。そして、その方向性はテクニックを学ぶ、フィジカルの強さを知るという目に見えることではなく、先ずは、考え方、意識の違いを知り自分の「意識改革」が優先であると言える。これは、中田英寿と本田圭佑がテレビ朝日で対談した中で、中田が話した内容でも伺い知れる。

「気持ちの問題。日本代表に一番欠けている部分。技術、戦術ではなく、姿勢の部分、気持ちの部分を今回のW杯で日本代表を僕は見てみたい」

数々の修羅場をくぐり抜け、代表を牽引してきた中田英寿。そして、彼もまた本田と同様に「姿勢の部分、気持ちの部分」を重要視している。

本田圭佑のインタビューから彼が何を伝えたかった…という事について数回に渡って紐解いてきたが、ほとんど変わり栄えのしない同じ内容の記事になってしまった。それほど、シンプルで単純な事が重要だったと言える。

「意識を変えるには、本物を知る必要がある」

それを、彼は伝えたかったのだろう。そして本物を知るためにサッカーにおいては、海外に出なければならない。本田圭佑はこれからも海外で挑戦し続けるだろう。。。それは自分を高める事でもあるが、彼は「俺が日本代表を引っ張る」そう自分にミッションを課したはずだからだ。

そして彼のこのミッションは、W杯のゴールドカップを手にする日まで続くだろう。。。

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  1. 2010/07/23(金) 10:44:44|
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海外移籍の必要性:(5)金狼の叫び~本田圭佑が伝えたいこと「言葉に潜む信念②」~

海外移籍の必要性:(5)金狼の叫び~本田圭佑が伝えたいこと「言葉に潜む信念②」~

Jリーグが再開した。W杯で戦った戦士たちがJでどんなプレーを表現するのか…興味はつきない。そして本田圭佑もロシアへ向い早速試合に出場している。彼は再び走り出した。W杯前の本田圭佑を追ったNHKの特集番組を中心に彼が何を伝えたいのか、そして、その言葉に潜む彼の信念を前回に引き続き探っていこう。彼のマインドはこれからの日本代表、またはこれから海外での仕事に関わる人にとって、非常に貴重な心得になるだろう。

「親父には口酸っぱく言われていたんですが…ゴールに向かう重要さが、なかなか分かりませんでしたね」

「なかなか気付きませんでした。ま…僕はこの22歳で気付いた事が遅いと思っているのですが、ポジティヴに考えるなら、まだ時間はあると思ってます」

「一番いいのは、だから…パッと持って、打てる選手がどんどん打っていくべきなんですよね。日本でまずあの辺で(ロング、ミドル)打つと浮いちゃうんでね。あの浮いちゃうと言うのは、空気的にね。。。なんかこう、パス出してもイケそうな気がするんだと思うんですよ。それは、分かるんですよ、ここから打つよりも、パス出して、一回崩してからの方がゴールする可能性が上がる。でも、なかなかレベルが高くなるとそこまで行かせてくれないんでね…だから打てる時に打たないと」

この3つの回答は全て本田圭佑のゴールに対する意識の変化をあらわした応えだ。

1つ目は、父親からゴールの重要性を語ってもらいながら理解できなかった自分。
2つ目は、ようやくゴールに向かう姿勢の重要さに気付き、遅かったが前向きに捕らえようとする自分。
3つ目は、ゴールを奪うために、どんな基準で、意識でアクションすればよいか。海外と日本の「意識の差」を知ったこと。

ゴールに向かう重要性が分からなかった→海外でようやく理解できた→そして意識の違いを知った。
この意識の変化のフローで彼は活躍できるようになった。

仮に本田が海外でのプレーをしていなかったら、今の選手にまで成長はしていなかった。これは断言できる。彼がここまで成長できたのは海外移籍をした結果だ。何度もこのブログで書いているが、テクニック、フィジカルを学ぶ事も重要だがそれよりも、自分の心の中の意識改革、考え方の改革が重要。その後、世界レベルの意識と考え方が、テクニック、フィジカルを世界レベルに引き上げてくれる。日本人の国民性が「がめつい、エゴが強い、主張がハッキリしている」という国民性ならば、移籍する必要は無くなるだろう。ただ、サッカーという競技は一つのボールを奪い、そしてゴールしなければならない。競技のスタイル上「がめつい、エゴが強い、主張がハッキリしている」という人物がボールを奪い得点する可能性が高いスポーツなのだ。しかし、残念ながら日本人は「謙虚、控えめ、協調性を重んじる」という国民性であり、その中でプレーする事は、世界レベルを知らない中でのサッカーでしかなくなってしまう。

Jで活躍できない選手が海外で活躍できるはずがない…と思われるかも知れない。その可能性は高いかもしれないが、今、伸び悩んでいる選手は、海外に行きJ以外のサッカーを知る事も必要ではないだろうか。「ここまで、やるのがサッカーなんだ」「ここまで、やらないとダメなんだ」「ここまで、やっていいんだ」と、自分の中に新しい基準を知る事が成長を施すのではないだろうか。海外を知る事で性格が変わる人もいる。環境が人格を変える事は多くあるのだ。

ビジネスマンで海外赴任が長い人は、以前と比べ性格が変わった人も実際にいる。それまでは、優しく、物腰が低かった人が、5年ほど海外で暮らすと、たくましく、自分の考えを主張するようになっていたりするケースは少なくない。これは、日々の生活、仕事のスタイルから、その人が順応したことによって生まれた新しい人格だなのだ。そして「○○さん、変わりましたね」というと「いや、そうかな。変わってないよ」と本人は意識していない。海外での生活は当然ながら日本人が少ない。という事は、同じ考え方の人が少なくストレスが溜まるのだ。その上、問題が起これば、全て自分で解決しなければならない。この生活環境が、たくましく、主張することを自然に身につけさせてくれる。そして、仕事に反映される。サッカー選手も同じ。意識が変わればプレースタイルが変わる。世界基準を知る事で、レベルアップも図れるのだ。そして本田圭佑は次のようなことも語っていた。

「その時は全力でやっているつもりなんですけどね。慣れてしまった現状に気付いてないんですよね…自分自身が…。それが一番危険なんですよね。慣れというのは人間として凄い能力だとは思うんですけど、逆にやっぱり、人間の成長を止めてしまう能力でもあるんですよね」

24歳の言葉として本当に尊敬に値する発言。慣れというのは、人間が持ってる能力の一つ。ビジネスなら作業の効率化、時間短縮によるコストの削減…など、メリットが多い。サッカー選手なら、プレーのスピード、得意なポジション、エリアに繋がるのではないだろうか。しかし、ある一定のレベルまで達してしまうと、そこからの成長は望めない。同じ事の繰り返しルーティンとなってしまう。例えば、Jで活躍した。日本代表に選ばれたがなかなか通用しない。これは、Jでのレベル(環境)で慣れてしまっている。本当なら海外に出て違うレベルでプレーしないといけない。代表に選らばれ、世界と対峙しているが、Jのレベル(環境)でしかプレーした事がないため、世界のレベル(環境)を知らないから通用しない。本当は通用するかもしれないが、代表だけでは世界を知るのに時間が少ない。(レベル(環境)というのはプレーに対する考え方のこと)本田圭佑もオリンピック代表など、国際経験がないわけではなかった。それでも、意識が変わったのは海外移籍をした後なのだ。代表に選ばれ国際経験をするだけでは、意識を変えるところまで至らない。例え変わったとしても、外国人と常に張り合っている選手とでは、意識の差がでるのは当然だ。

本田圭佑は慣れは必要だが、ある一定の部分で見切りをつけ次のステージに上がらないと成長できない事を知っている。CSKAは移籍して半年。。。慣れた…と言うにはまだ早いだろう。個人的にはビッククラブに早く移籍しそこでのプレーを見てみたいという希望はあるが、残留して納得のいく結果を残してから移籍して欲しいとも思う。どこのクラブに在籍しても、彼のこの考えがある限り、成長し続けるだろう。

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  1. 2010/07/21(水) 02:27:36|
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海外移籍の必要性:(4)金狼の叫び~本田圭佑が伝えたいこと「言葉に潜む信念①」~

海外移籍の必要性:(4)金狼の叫び~本田圭佑が伝えたいこと「言葉に潜む信念①」~


激戦の地:南アフリカから帰国した日本代表。本田圭佑はメディアに出演する事なくロシアへ向かった。立ち止まる時間は俺にはない、次のステージに向かう。。。と自らを鼓舞しているようだ。。。W杯前の本田圭佑を追ったNHKの特集番組を中心に彼が何を伝えたいのか、そして、その言葉に潜む彼の信念を探っていこう。彼のマインドはこれからの日本代表、またはこれから海外での仕事に関わる人にとって非常に貴重な心得になるだろう。

番組の冒頭に彼はこう話してくれた。

「謙虚というのはなんやろな…と考えてた時期があるんですね…。謙虚って結構怖くて、紙一重で、自信が無い事につながるんじゃないかな…と思うんですよね」

この言葉は、フェンロの監督が本田にFKを任命していたが、他の選手が集まり自分が蹴りたいと主張。結局、本田はキッカーを譲ってしまった。おそらくこの他にもプレーに対して同じような事があったと思える。身体の寄せだったり、玉際だったり。。。本田は精一杯プレーしていただろうが、それは「謙虚で控えめな日本人として」精一杯のプレーしていたのだ。つまり、オランダ人としてのレベルではまだまだ「謙虚」なプレーだった事を、移籍してから初めて気付いたのだ。もっと激しく、そして強く心を持ち対応しないとダメだという事。

このような感覚は、海外で働く会社員の方も同じような事を感じているのではないだろうか。(違った意味だが)日本では仕事で進まないときは、残業し挽回するのが当たり前なのだが、海外ではあまり受け入れられない。彼らは家族というベースがあり、その上で仕事があるという意識が強い。仕事は時間内で行い、残業はほとんどしない。早く家に帰り家族、同僚との団欒を過す…と言うものだ。出来なければ明日に回し時間内でなんとか挽回する。そういった感覚だ。(ただし、挽回できない事が多いが…)日本は仕事の上に家族が存在するという意識が強い。ある程度、仕事の目処がついてから帰宅し、明日に備える。この考え方の違いが、仕事を進める上でやりにくいと感じている方が多いはず。これは、どちらが正しいというのは判断しがたい。それが国民性の違いなのだ。「郷に入っては郷に従え」の通り、その国に合わせるのが一番の方法。但し、肝心なポイントは必ず押さえないといけない。ビジネスである以上、きっちり押さるところは押さえなければ仕事とはいえないからだ。

話がそれたが、本田圭佑も「郷に入っては郷に従え」に沿ったのだ。主張する事、タフさ、激しいプレーをオランダで知る事になり、世界基準に一歩近づいたのだ。その押さえなければいけないポイントを移籍してから知り、謙虚は自信が無い事に繋がるのではないだろうか…そう彼は気づいたのだ。そして、次のような事も話していた。

「どうしてもね…日本人なんで…あの…ね、日本人らしさがでてしまいます。悪い意味でのね。日本人らしさがよく出てしまうので、意識して、意識して、意識して、やっぱ初めてできると、僕は思いますけど」

もともと、謙虚で控えめな国民性の日本人。その殻を打ち破るには激しくいくことを、より意識していかないと殻は破れない。外国人のレベルの考え方に追いつかない…ということ。やりすぎたな…と思うぐらいで丁度いいのだ。それは、彼が「意識して」を3回続けて発していることからも伺える。

Jリーグは発足してから15年以上の歳月を経ている。発足当時から比べれば選手のテクニック、戦術は格段に上がっただろう。これは間違いない。但し、ボール奪取、玉際の強さ、駆け引き…など対人とのやり取りで「強引さ」というレベルアップはあまり変わっていないのではないだろうか。それは当然なのだ。「謙虚で控えめな日本人」としての考えの上で激しいプレーという事だからだ。世界的に見て「大人しい」プレーヤーが集まったリーグでの「激しいプレー」という事だからたかがしれている。他国はもっと激しく、もっとしたたかなプレーの連続なのだ。テクニック的に上手い下手ではない。気持ち、考え方の違いなのだ。これが行動、プレーに繋がる。ただ、どんなプレーが激しいのか、強引なのか、したたかなのか…それが分からない。それを知る術が「海外移籍」という事なのだ。

ヴィッセルの大久保が帰国後の練習で「激しさが足りない…ぬるい…」と苦言を吐いていた記事があったが、正にこの事なのだ。大久保は他国と日本との差をW杯で理解したのだ。このような意識をもった選手が多く表れ、そして彼らがその経験をチーム内に伝え、実行させる事が必要なのだ。Jは今「意識改革」が求められている。そんな時期だと言えるのではないだろうか。。。

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  1. 2010/07/19(月) 10:20:10|
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海外移籍の必要性:(3)金狼の叫び~本田圭佑が伝えたいこと「主張する力とタフな精神力」~

海外移籍の必要性:(3)金狼の叫び~本田圭佑が伝えたいこと「主張する力とタフな精神力」~

強気で自信家、とっつきにくそうな男…そんなナレーションから始まるNHKの本田圭佑の特集番組。この番組を見て感じたことを、前回に引き続き、彼が日本の皆に伝えたかったこととして紐解いていこう。そうする事で、日本人選手の海外移籍の必要性と、日本代表としての資質が分かるのではないか…そう考える。

2008年1月オランダ1部:フェンロに移籍した本田。ここで彼が大きく変わったのが「ゴールを目指さないサッカーはサッカーではない」そう思い始めたことだと彼は語っていた。当たり前の事だろう…そう言われればそれまでだが、果たしてどれほどの選手が、この事を改めて意識してプレーしているのだろうか。本田自身パスに美学を感じていた。ゲームを決めるパス。そのパスを供給する事に充実感があった。そうした考えの中、自分が移籍したフェンロが、半年で2部に降格した。そして彼は初めて気がついた…この考え方は間違いだ…。ゴールを目指さないと意味が無い。そう考え始めたのだ。

その後の彼の快進撃は、皆の知るところ。チームを1部に昇格させ、MVPを獲得した。ここでの活躍はプレーのスタイル、考え方を変えたを事が重要な岐路となったが、それともう一つ。彼は通訳を介さず、自分で英語を勉強しコミュニケーションを図り、一人で生活してた事が、彼を活躍させた要因だと言える。海外で一人で暮らすのは、あらゆる場面でアクシデントが発生しがちだ。例えば、海外のレストランでミネラルウォーターの封を自分で開けて飲むのが多いが、出てきたミネラルウォータの封が、既に空いてあるものが出てきたり…。メニューを決めオーダーするが、出てくるまで遅い…。クレームをつけるが、確認しているかどうか分からない…等。これらのアクシデントに見舞われた場合主張しなければ、問題は解決せず、そのまま。。。被害を被るのは自分なのだ。そして、日本のサービスは素晴らしいと感動さえ覚える。

日常生活から自分の「主張」を述べなければいけない環境が、自分を鍛え、そして思考を変える。その思考が行動を変えてくれるのだ。本田圭佑がW杯で活躍できたのは、テクニック、フィジカルが通用し彼の得意とするFKが炸裂した事が大きいが、実はその裏にある、日常生活を一人で切り抜けていた「主張する力とタフな精神力」がバックグラウンドとして潜んでる。これが、数人の仲間で行動した場合、もしくは通訳してくれる人がいるとあまり意味が無い。それは、問題が起きても、誰かに任せる事が出来るからだ。これでは日常生活から生まれる「主張する力・タフな精神力」を養うのを妨げてしまう。一人で切り抜けることが重要なのだ。

W杯閉幕後、内田、長友、川島、香川が海外移籍した。彼らにはサッカーの技術だけではなく「主張する力・タフな精神力」を是非、養って欲しい。そして、日本代表にその”気持ち”を伝える義務がある。それが、日本代表を強くする源だからだ。

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  1. 2010/07/16(金) 17:26:56|
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